立て付け調整(クレセント・戸車)
建具がガタガタする、床に擦って傷ついてしまった・・このような不具合が起きた時「もうこの建具はダメなんだ、交換しなきゃ」と思ってしまう人もいるかもしれません。
しかし、それは「立て付け調整」で直る症状です。
自分で建具の交換作業を行った後で「簡単な作業で対応できたなんて・・」と立て付け調整の作業の存在を知ったらとても後悔しますよね・・。
そこで今回は建具の立て付け調整について詳しくお伝えしていきたいと思います。
どのような作業で調整を行っていくのか、調整を行うべき症状とはどういったものなのかを解説していきますので是非参考にしてみてくださいね。
このような症状が出たら建具の立て付け調整をしよう!
建具の立て付け調整を行う目安として、次のような症状が挙げられます。
・建具がガタガタする
・鍵がかからない
・うまく扉が閉まらない、少しすると開いてくる
・閉めた時にドア枠からはみ出している
・床に建具が擦れて床が傷ついた
使っていて「なんかおかしい」という違和感をもったら、立て付け調整をするのがおすすめです。
早めに対処しておくことで床や壁への影響を防ぐことができます。
建具の立て付け調整が必要になる原因とは?
前項でお伝えしたような症状はなぜ起きてしまうのでしょうか。
原因となることは次のようなものです。
①丁番や戸車の不具合
②建具枠の水平
③床の不陸
皆さんのお宅の建具は何が原因となっていそうですか?
1つずつ考えられる原因を確認した上で、判断してみてください。
建具の立て付け調整が必要になる原因①丁番や戸車の不具合
建具は丁番や戸車によって建具枠・レールと繋がっています。
丁番や戸車のねじが緩んでいたり、経年劣化によって破損が起きていたりすると、建具がガタガタしてしまうなどの不具合が起きます。
丁番や戸車に問題はないか確認してみましょう。
子供がいる家庭では、子供が建具で遊んでいたことが原因で丁番が壊れてしまっていることも・・。
不具合がで始めた頃にそのような衝撃が加わる場面はなかったかを振り返ってみてください。
丁番や戸車本体に異常はなく、とめているねじが緩んでいただけの場合は、ねじを締め直すことで改善できます。
自分ができる範囲で対応していてくださいね♪
建具の立て付け調整が必要になる原因②建具枠の水平
施工不良や地震の影響によって、建具枠の水平が損なわれて不具合が起きていることがあります。
客観的に見て明らかに曲がっているような場合は、建具枠の施工し直しが必要です。
軽微な傾きであれば建具の立て付け調整で対応できる場合もあるので、次項でお伝えする立て付け調整法で対応してみてください。
また、新築から数年しか経過していない、地震などの影響は考えられないという場合は建築会社に連絡してみましょう。
建具枠は自分で動かせるものでもないので、施工不良である可能性が高いです。
自分で修理代を払って修繕してしまう前に、一度話し合ってみてください。
建具の立て付け調整が必要になる原因③床の不陸
床が傾いている、膨張・へこみなどが原因で床と建具が垂直の状態にない場合に建具の不具合が出ることがあります。
床の下地材や無垢材が湿気・温度の変化を受けて床が膨張・へこんでいることが原因となっているので、一度専門業者に相談してみましょう。
加湿のしすぎなど室内の温度・湿度の状態が原因であることも考えられるので、場合によっては修繕工事は必要なく、それらを改善することで建具の調子も戻るかもしれません。
建具の立て付け調整は専門業者に依頼しよう!
建具の立て付け調整の方法において大切なのが丁番に「調整機能」がついているかどうかです。
丁番に調整機能がついている建具であれば、左右の傾きであれば左右のねじ、前後の傾きであれば前後を調整するねじを回して調整していきます。
また、床に建具が擦れている時は、丁番の支柱部分にあるねじを回すことで建具本体を上げることも可能です。
1回しずつの単位ではなく半回しなどの微調整を行い、使い勝手に問題ないラインにしていきましょう。
一方、調整機能がついていない丁番、建具の場合は一度建具を外して立て付け調整を行っていきます。
ノミを使っての掘り込みやパッキンなどを挟むなどの処置が必要なので、素人では作業が難しいです。
どのような処理が必要であるかの判断もなかなかできるものではないので、専門業者に依頼するのがよいでしょう。
室内のドアであれば「1〜7万円程度」、玄関ドアであれば「5〜10万円程度」で立て付け調整の作業が可能です。
その後の安心を確保するためにも確実に直しておきたいですね。
東京都中野区での建具立て付け調整は弊社にお任せください!
今回は建具の立て付け調整について詳しく解説してきました。
立て付け調整が必要な建具の症状は下記の通りです。
・建具がガタガタする
・鍵がかからない
・うまく扉が閉まらない、少しすると開いてくる
・閉めた時にドア枠からはみ出している
・床に建具が擦れて床が傷ついた
これらは丁番の不具合や建具枠の水平が取れていないことが原因で発生するものです。
調整機能がついた丁番であれば、ねじを回して左右・前後・上下の微調整を行っていきましょう。
調整機能がついていないなど、簡単に立て付け調整をするのが難しい建具では専門業者に依頼するのがよいでしょう。
無理に自分で作業して、状況を悪化させてしまったり、怪我をしてしまったりしたら大変です・・。
早めに連絡をして、最適な処置をしてもらってください!
東京都中野区やその周辺にお住まいであれば、弊社で対応が可能です。
「最近建具がガタガタする・・」などのモヤモヤを抱えているのならば、下記のお問合せフォームよりお気軽にご連絡ください!
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