エアコン取付・取外し・廃棄
住宅や賃貸住宅のエアコンを、自分で取り外したり取り付けたりしようとしている人はいませんか?
充分に段取り・作業内容を調べた上で行えば、自分で作業できないというわけではありません。
しかし、床や壁を破損させてしまったり、別途追加工事が必要になったりするなど「思わぬ損失」が発生してしまう事があります。
今回はそんな思わぬトラブルが皆さんに起こってしまわないように、エアコンの取付や取り外し、廃棄についての情報をお伝えしていきたいと思います。
自分自身で交換や取り外しを行おうとしている人は、是非参考にしてみて下さいね。
エアコンの取付にはドレンホース接続・冷媒配管等専門技術が必要!
エアコンの取付は、簡単そうに見えて様々な作業が必要です。
一部ではありますが、作業内容な下記のようなものが含まれています。
・室外機と室内機を接続する配管用の穴を開ける
・ドレンホースを接続する
・切断した配管パイプにフレア加工する
・冷媒配管を接続する
・エアパージをする
安全にエアコンを使用する為には、どの作業もとても大切。
どれかが抜けていた場合、後々に不具合や故障が発生してしまいます。
ネットショップなどで本体のみを購入した場合でも、取付作業については専門業者に依頼するようにしましょう。
エアコンの取り外しは自分で行える?失敗をしない為には業者に依頼がおすすめ!
エアコンの取り外しは自分でも行うことができます。
大まかな手順は下記の通り。
①床や壁が傷つかないようにマットを設置する
②室外機を撤去する(ポンプダウン、コンセントを抜く、銅管を取り外す等の作業が必要)
③ドレンホースと銅管を切断する
④エアコン本体を取り外す
このように、大まかな流れだけみればとても簡単そうに見えますが、1つ1つの作業に意味があり、専門的な知識や技術が必要なものがあります。
そのため、何も知らずに「節約の為」と言って自分で取外しを行おうとすると「逆に費用が高くなってしまった」という失敗が起きてしまうことがあるのです。
とても多い失敗は下記の通りになっています。
・ポンプダウンを行わずに取り外した為、室外機にガス回収がなされていない
・室外機のナットが取り外されていない
・配管パイプの先端に養生がされていない
もし自分で行う時も「この作業は必要ないな」と自己判断せず、説明書等をよく読んで、その手順通りに進めるようにしましょう。
エアコンの廃棄方法は6つ!
エアコンの廃棄方法は大きく分けて6つあります。
・小売店(家電を販売しているお店)で処分をする
・家電のリサイクルを受け付けている業者に依頼する
・不用品を回収している業者に依頼する
・業者や自治体が指定した場所に自分で持ち込む
・ネットで売る
エアコンは家電リサイクル法の対象となっているので、法律に沿った手続きを踏む事でリサイクル可能です。
そのため、大型家具と合わせて「粗大ゴミ」としては処分できないものなので注意して下さい。
また、同じエアコンでも、大きなダクト配管や本体の大きい「業務用エアコン」を廃棄したい場合は、家電用エアコンと同じ方法では廃棄できません。
家電リサイクル法ではなく「フロン回収・破壊法」の規約に沿って処分する事になります。
法律の概要や規制については『一般財団法人 日本冷媒・環境保全機構』のフロン回収・破壊法概要をご覧下さい。
下記から飛べます!
廃棄したいのは業務用エアコンなのでフロン回収・破壊法の内容を確認したい人はコチラ
エアコンのリサイクルは処分する先や方法で金額・支払い方式は異なる!
家電リサイクル法に沿ってエアコンを処分する場合は「リサイクル料金」と「リサイクル券」が必ず必要です。
料金については、皆さんがどこにリサイクルを依頼するのかによって異なります。
しかし、料金の支払い方法については大きく2つに分類する事ができます。
【依頼先:リサイクル業者・小売店】
皆さんはエアコンを渡すだけの場合です。
リサイクル券への記入などは、業者の方で行うため、リサイクル料金を支払うのみになります。
また、記入や回収の費用は業者によって異なりますが、リサイクル料金の他に請求される事が多いでしょう。
【自分で回収場に持ち込む】
自治体が指定している回収場などに自分でエアコンを持ち込む場合です。
この場合は、リサイクル券の記入は自分で行う必要があります。
しかし、仲介する業者が存在しないので、業者に回収や記入を依頼するよりも安く済むことが多いでしょう。
まとめ:エアコンの取付・取外し・廃棄は専門業者に依頼しよう!
今回はエアコンの取付・取外し・廃棄についてお伝えしてきました。
全ての工程・作業において、完全に自分でできない作業ではありません。
しかし、1つ1つの作業や手順に意味がある事を知らないままエアコンを取り付けたり、取り外したりしてしまった事で、別途工事費用がかかってしまうなど「思わぬ損失」をこうむってしまう事があります。
節約をしようと自分で作業をしていたのに、余計に費用がかかってしまったら意味がありませんよね。
また、場合によっては漏電や床・壁材の破損など住宅自体に影響が出てしまうこともあります。
そのようなトラブルに発展してしまわないように、エアコンに関わる作業は専門業者に依頼するのがおすすめです。
もちろん弊社でも承っております。
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