東京都中野区 Y様邸 雨漏り補修(防水工事、内装工事)② 散水調査 雨漏りの調査方法とは
東京都中野区のY様邸にて、雨漏り補修(防水工事、内装工事)のご報告の続きです!
前回の施工事例「東京都中野区 Y様邸 雨漏り補修(防水工事、内装工事)① 施工前 室内の状態」は、こちらのページです。
【屋上の劣化症状】
3階の天井のクロスが剥がれていたり、クローゼットが上から濡れていた為、屋上が雨漏りの原因である可能性が高かった為、屋上に上って調査を進めていきました。
お住まいの頂上は屋根、陸屋根、屋上と様々です。
屋根のように傾斜があり、水が流れやすい場所には瓦が葺いてあったり、スレートで塗装が施されていたりします。
陸屋根や屋上のような傾斜の少ない場所には防水工事が施されていますが、年月が経つと防水層は劣化していきます。
Y様邸の屋上の防水層も劣化し、ひび割れができていました。
ひび割れは状態によっては雨水の侵入口となります。
また、防水層が劣化すると水はけが悪くなったり、ドレンがつまる事があります。
隅の方には苔も繁殖していました。
苔やカビは水分の多いジメジメとした場所にしか繁殖しません。
この屋上は防水性が低下している事を表しています。
屋上に限らず、外壁やベランダにカビや苔ができていたら、それはメンテナンスの合図です。
放置すると大掛かりな工事が必要になったり、資産価値を落とす要因となりますので、このような症状を見つけたら早めに調査をご依頼ください。
【散水調査~雨漏りの調査方法とは】
雨漏りの調査方法は大きく分けて4つあります。
1つ目は目視調査です。
4つの中では最もシンプルな方法ですが、道具を使わないので業者の経験や技術によって精度が異なります。
2つ目は散水試験です。
水をかけて雨漏りを再現し、雨水の侵入経路を特定する方法です。
3つ目は赤外線サーモグラフィー調査です。
原因箇所が濡れている場合のみ効果的な方法で、温度を測る赤外線カメラを使った方法です。
4つ目は発光液調査です。
ブラックライトを当てると光る、特殊な塗料を使って雨水の侵入経路を調べる方法です。
【散水調査の様子】
Y様邸では散水調査を行いました。
雨水が侵入している疑いがある場所に、ホースで水を当てて雨漏りを再現しました。
やみくもに水をかけ続けると被害が拡大するので、必要最低限、水量や角度を変えながら進めていきました。
様々な場所に水をかけ、今回の雨漏りの原因は天窓である事がわかりました。
次回は補修の様子をお伝えします(^^)/